快適な毎日をつくる材料
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レーザー測定で使われる性質について

レーザー光とは特別な光で、私達が電球などで見る光とはだいぶ違った性質を持っています。

どのように違うかということについての説明を行っていくことにしましょう。

まず、電球の光とレーザー光の違いの一番は、レーザー光はビームのようになって直進していくのに対して、電球などからの光は広がります。

これは光の出ていく様子が大きく違うことを示しています。

また、レーザーから出てでる光を周波数を分析すると分かりますが、非常に周波数幅の狭いものとなります。

それに対して、太陽から出る光は幅広い周波数を持ちます。

このようにレーザー光線と普通の光とは大きく違いますが、このようなレーザー光線の特殊な性質を利用して様々な測定が行われます。

最近では土木工事などでもレーザー光線を使った測定が行われようになりました。

この際のレーザー測定で使われる性質というのは、レーザー光がビーム状にまっすぐに進むということです。

この性質を利用することによって、真っ直ぐな線を長距離にわたり簡単に引くことができます。

長距離になると、他のものではなかなかこのようなことはできません。

レーザー光線がまっすぐ進む原理については、少し難しくなりますが、位相が揃った波が進むためです。

位相が揃っているために光の中の電磁波は平面上になっていて、それがずっと保たれるからまっすぐに進みます。

レーザー光線を使った測定には別のものとして色々なものはありますが、基本的にはこのように位相の揃った単一の周波数を持っているということを利用したものです。